
定例大会後の会見で病院の経営危機を訴えた新潟県医師会の堂前洋一郎会長(中央)=28日、新潟市中央区
1都9県で構成する関東甲信越医師会連合会の定例大会が28日、新潟市中央区のホテルで開かれ、物価高騰に対応した診療報酬改定など3項目の決議を採択した。大会後の会見で新潟県医師会の堂前洋一郎会長は「ほとんどの病院が経営赤字になっている。閉院を回避し地域医療を守るため、国に経営危機を訴えていく」と述べた。
定例大会には各都県の医師会関係者ら約220人が参加した。大会で決議した3項目は、(1)物価や光熱費の高騰、賃金水準の上昇に対応した診療・介護報酬の改定(2)経営危機に直面する医療機関への補助金などによる緊急支援策の実施(3)医療・介護従事者の確保と他産業への人材流出を防ぐための予算措置や支援策。...
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