
8月、高知市で開かれた「まんが甲子園」
高校生チームがまんがの腕を競い合う全国高等学校漫画選手権大会(まんが甲子園)。高知県などが主催し1992年から続く大会で今年、インターネット上に類似作があり規定に抵触したため、最優秀賞作品が失格となった。ネット時代、若者の自由な表現の場の在り方を巡り、模索が続く。
「フクちゃん」の横山隆一さんや「アンパンマン」のやなせたかしさんら多くの漫画家を輩出してきた高知県。そんな“まんが王国”で開かれているのがまんが甲子園だ。参加生徒は球児ならぬ「高校ペン児」と呼ばれ、各校3~5人でテーマに沿った作品を制限時間内に描く。近年は韓国やシンガポールなど海外からも応募がある。予選を経て高知市内で2日間にわた...
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