「佐渡を世界遺産にする会」の総会で自身の経験を語る宮田亮平さん=佐渡市両津夷
「佐渡を世界遺産にする会」の総会で自身の経験を語る宮田亮平さん=佐渡市両津夷

 「佐渡島(さど)の金山」の世界遺産登録を目指す市民団体「佐渡を世界遺産にする会」の総会が3日、新潟県佐渡市で開かれた。来賓として前文化庁長官の宮田亮平さん(佐渡市出身)が招かれ、約70人が参加。今後も積極的な活動を続けることを確認した。

 同会は2007年に任意団体として発足。この日は、政府が国連教育科学文化機関(ユネスコ)に「佐渡島の金山」を推薦して以降、初の総会を開いた。

 講話で宮田さんは「佐渡金山が天領として財政を支えたことで、世界に誇れる江戸時代の文化が生まれた」と強調。世界遺産登録に向け、佐渡金山の価値について「『すごかった』と言うだけでなく、具体的な発信の仕方を考え、攻めていく必要...

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