「佐渡島の金山」の世界遺産登録実現に向け、決意を新たにした県民会議総会=6月4日、新潟市中央区
「佐渡島の金山」の世界遺産登録実現に向け、決意を新たにした県民会議総会=6月4日、新潟市中央区

 「佐渡島(さど)の金山」の世界遺産登録を目指す新潟県民会議の総会が4日、新潟市中央区の朱鷺メッセで開かれた。6月にロシアで予定されていた世界遺産委員会が無期限で延期され、先行きが見通せない状況が続く中、総会では会員が引き続き一致協力して佐渡の価値をPRし遺跡保全に取り組むことを決議した。

 県民会議は、新潟県内の自治体や民間企業など約1470団体で構成。官民の関係者230人が出席した。

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関による佐渡金山の現地調査は今秋にも実施され、2023年夏の世界遺産委で登録可否が審査される予定。しかし、世界遺産委の無期限延期が長期化すれば、予定に影響する恐れもある。...

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