福井商-日本文理 先制打を放った日本文理の秦碧羽=高岡西部総合公園野球場(写真映像部・永井隆司)
福井商-日本文理 先制打を放った日本文理の秦碧羽=高岡西部総合公園野球場(写真映像部・永井隆司)

日本文理3-2福井商業]日本文理屈指の強打者、秦碧羽が力強いスイングでチームに流れをたぐり寄せた。五回に先制打を放つと、右拳を何度も味方ベンチに向かって突き上げた。待望の先制点に「自分の一打でいい流れをつかめたと思う。すごくうれしかった」と会心の笑顔を見せた。

 打線は初回から好機をつくったが、あと一本が出なかった。0-0で迎えた五回、2死二、三塁の打席でフルカウントまで粘ると、狙い球を直球に絞った。内角寄りに来た直球を渾身(こんしん)のスイング。やや詰まったが左前へ運んだ。その後も打線がつながり、この回2点をもぎ取...

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