第45回全国高校生読書体験記コンクールの県選考会が、新潟市中央区の新潟日報メディアシップで開かれた。最高賞に当たる優良賞に三条高校1年の向井理湖さんの「読書を知る」が選ばれた。作品は中央選考会に送られる。

 一ツ橋文芸教育振興会(東京都)が主催。県内の高校から315編の応募があり、県選考会は8日に開かれた。

 向井さんは、かまどさんとみくのしんさんの「本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む」(大和書房)を読み、読書の方法は自由だと知ったという。作中に登場する本を、絵を描きながら読むという自分なりの方法で読み進めることで理解を深め、読書の楽しさに気付いたという体験をつづった。

 審査委員長を務...

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