「舞鶴引揚記念館」でシベリア抑留など引き揚げの歴史を伝える語り部の石角晴花さん
 「舞鶴引揚記念館」でシベリア抑留など引き揚げの歴史を伝える語り部の石角晴花さん
 「舞鶴引揚記念館」でシベリア抑留など引き揚げの歴史を伝える語り部の石角晴花さん
 横浜市からの修学旅行生に語る中澤晶子さん
 横浜市からの修学旅行生に語る中澤晶子さん

 戦争の惨禍の記憶を伝えなければ―。太平洋戦争終結から80年。当事者の高齢化が進む中、原爆や空襲、戦地の実相に耳を傾け、記録し、平和への願いを受け継ごうと、各地で奔走する人たちがいる。引き揚げ者の歴史を伝える京都府舞鶴市の石角晴花(いしずみ・はるか)さん(17)と、広島で修学旅行生の学びを支える児童文学作家中澤晶子(なかざわ・しょうこ)さん(72)に話を聞いた。(共同通信=尾原佐和子、桂田さくら)

 ▽抑留の歴史、若者の言葉で―引き揚げ者の歴史伝える京都府舞鶴市の石角晴花(いしずみ・はるか)さん(17)

 私は中学生の時、京都府舞鶴市の「舞鶴引揚記念館」でシベリア抑留など引き揚げの歴史を伝える語り...

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