
社会保険料について記された日本維新の会のポスター=20日、大阪市
自民党と日本維新の会の連立政権発足により政府、与党が優先して進める政策は大きく変わる。政権合意書には社会保障や政治改革、副首都構想など幅広い項目が並んだが、実現には国民の理解や党内外の調整が課題となるものが多い。分野別に整理した。
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社会保障改革は日本維新の会が「改革の柱」の一つに位置付け、年50兆円弱に膨らむ医療費の削減と現役世代の社会保険料引き下げを主張する。連立政権合意書では「保険料率の上昇を止め、引き下げを目指す」と明記した。具体策として市販薬と効能が似た「OTC類似薬」の公的医療保険の適用見直しの検討を本格化。一方、高齢者の医療費窓口負担増は調整が難航する可能性が...
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