太平洋戦争に関する史料を展示した企画展で解説する平田真義さん=妙高市栄町
太平洋戦争に関する史料を展示した企画展で解説する平田真義さん=妙高市栄町

 太平洋戦争に関する史料を集めた企画展が、妙高市役所で開かれている。戦後80年の節目に平和の尊さを考えてもらおうと、特攻隊員の遺書や廃棄を免れた教育勅語、訓練用の手りゅう弾などを展示している。

 市制施行20周年記念事業の一環で、市非核平和推進事業実行委員会が主催。上越市板倉区の戦争資料収集家、平田真義さん(73)が集めた千点を超える史料が並ぶ。

 会場には、兵士にも投与されていた覚醒剤の瓶や軍服、焼夷(しょうい)弾などを展示。日本軍がインド北東部に侵攻した「インパール作戦」や県内外の空襲について説明する史料などが年代順に並べられ、戦時下の状況を知ることができる。

 妙高市の主婦(63)は「遺体の山...

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