
浅野力中尉の慰霊碑を清掃する自衛隊OBら=胎内市下荒沢
太平洋戦争の開戦半年前、旧黒川村(現胎内市)の山中に陸軍の戦闘機「隼(はやぶさ)」が墜落し、搭乗員1人が犠牲になったことを伝える慰霊碑の清掃活動が、胎内市の奥胎内エリアで行われた。参加者は搭乗員の冥福を祈り、史実を後世に伝える気持ちを新たにしていた。
黒川村誌などによると、隼が墜落したのは、1941年6月10日。東京から秋田に向かう編隊の1機が山中に墜落した。山口県萩市出身の浅野力中尉(当時22歳)が搭乗しており、地元住民らの捜索で飛行服や落下傘などが見つかったが、遺体は発見できなかった。
墜落場所は特定されていないが、...
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