若手料理人の日本一を報告する須藤良隆さん(中央)と父史彦さん(右)=5日、県庁
若手料理人の日本一を報告する須藤良隆さん(中央)と父史彦さん(右)=5日、県庁

 若手料理人が競う日本最大級の審査会「RED U-35」で優勝した佐渡市出身のシェフ、須藤良隆さん(34)が5日、県庁に花角英世知事を訪ね結果を報告した。県勢初優勝となった須藤さんは「食の力で佐渡や新潟を盛り上げたい」と誓うとともに、賞金の一部を県に寄付し、フードバンク事業に役立ててもらう考えも示した。

 審査会は若手料理人の発掘などを目的に開かれ、12回目の今年は全国の511人が参加。大阪・関西万博会場で10月に最終審査が行われ、須藤さんは、佐渡の真フグを特製塩麹(こうじ)でマリネにしつつ、あぶりも加えたメニュー「佐渡の埋もれる宝」で優勝した。

 須藤さんはフランスで修業し三つ星レストランにも勤...

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