
デジタルメディアのコントロールについて話し合う、宮城県東松島市の小中学生たち
愛知県豊明市で、勉強や仕事以外の時間にスマートフォンなどを使うのは1日2時間以内とするよう全市民に促す条例が施行された。大人も対象になることで子どもへのどんな効果が期待できるのか。独自の取り組みを行う宮城県東松島市の実践例を取材した。
太平洋に面する東松島市は人口約4万人の自治体だ。日本三景の一つである名勝「松島」と、航空自衛隊の「ブルーインパルス」の基地があり、「教育が充実している街」を掲げる。2021年からスマホやゲーム機などの使用を管理して生活を整え、学習や読書などを充実させる教育的取り組みを始めた。
きっかけの一つは、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)に合わせて行われた生活時間の調査で、...
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