「ながおかペイ」を使った店頭決済。開始から3年を迎え、登録者は2万5千人を超えたが、伸び悩んでいる=長岡市城内町2
「ながおかペイ」を使った店頭決済。開始から3年を迎え、登録者は2万5千人を超えたが、伸び悩んでいる=長岡市城内町2

 長岡市のデジタル地域通貨「ながおかペイ」が、運用開始から3年を迎える。9月末現在の登録者数は約2万5600人で、取扱店舗は約200店。2022年11月の開始当初は好調な滑り出しだったものの、24年以降は登録者数、店舗数とも伸び悩んでいる。クレジットカードと連携しておらず、大手決済サービスに利便性で劣ることから、独自色をどう出していくかが課題だ。

 ながおかペイはQRコード決済サービスで、市内での消費喚起などを目的に始まった。市や市共通商品券協同組合などでつくる長岡市デジタル地域通貨協議会が運営しており、飲食店や小売店などで使える。

 スマートフォンなどでアプリをダウンロードし、取扱店で現金をチャージして使う仕組みを採用。利用促進策として、...

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