鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、上昇するH3ロケット7号機
 鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、上昇するH3ロケット7号機
 機体の中間部分を装置につかまれ、発射地点へ運ばれるH3ロケット7号機(JAXA提供)

 H3ロケット7号機が10月下旬、食料や実験装置を国際宇宙ステーション(ISS)に届ける新型補給機「HTV―X」1号機を載せて打ち上げられました。7号機はH3の中で「最強型」と呼ばれ、同タイプとして初の飛行となりました。

 Q なぜ最強なの?

 A 重い積み荷を運ぶ能力が従来のH3より高いためです。1~5号機は本体の主エンジンが2基、補助ロケットが2本の「2―2形態」、不具合で打ち上げが遅れている6号機は主エンジン3基、補助ロケットなしの「3―0形態」です。一方、7号機は主エンジン2基、補助ロケット4本の「2―4形態」で、大きなパワーが強みです。

 Q 機体の特徴は?

 A 全長約64メートルで、他の...

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