
指標別の心血管病発症予測能
肥満の重大な合併症である心血管病。その発症リスクを予測する指標として日本では主に体格指数(BMI)が用いられるが、日本人男性の場合は「腹囲÷身長」で算出される腹囲身長比や、腹部肥満の程度を示すBRI(体丸み指数)の方が優れた予測能を持つと京都府立医大などの研究チームが米専門誌に発表した。
特に計算が簡単な腹囲身長比は、医療現場だけでなく、個人の日常的な健康管理でも活用できる最適な指標だという。
チームは、2008~21年に大手電機メーカーの健康保険組合が実施した健康診断の受診者16万人余り(男性約12万人、女性約4万人)のデータを分析。BMI、腹囲、ABSI(体形指数)、BRI、腹囲身長比の...
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