
稲川淳二さん
「怪談家」として第一線を走り続ける稲川淳二さんが全国各地を飛び回り、怖い話を披露するライブツアー「怪談ナイト」。33年目となった今年も7~11月に開催され、これまでの公演数は実に1100回を超える。なぜ、その語りは長年多くのファンを引き付けるのか。稲川さんに歩みを振り返ってもらい、魅力を探った。(共同通信=金森純一郎)
▽生活に根付いた懐かしい情景
―稲川さんの怪談にまつわる原体験はどんなものだったのでしょうか?
「夏の夜、近所や親戚の子どもたちと寝床で母親の怪談を聞くのが好きでした。みんなで『怖い怖い』って言い合いながら、それが楽しかったんですよ。学校で遠足に行った時にも、先生が話してくれ...
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