花粉食物アレルギー症候群(PFAS)の研究結果
 花粉食物アレルギー症候群(PFAS)の研究結果

 花粉に対するアレルギー症状を発症した後、植物性の食べ物を口にしてアレルギー症状を起こす「花粉食物アレルギー症候群(PFAS)」が、17歳の11%に見られたとする研究結果を、国立成育医療研究センターが発表した。

 2003~05年に妊娠した母とその後に生まれた子を登録し、アンケートや診察、血液検査によってアレルギー性疾患などを調査している大規模な疫学研究の一環。今回は、その中から17歳の子458人の血清を検査。質問票でも調査して、併せて分析した。

 その結果、全体の64%が過去1年間に鼻炎症状を経験。54%に花粉アレルギーがあり、11%がPFASを発症していた。研究チームはこれまでに、一般集団の1...

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