
テレビのリモコンに配置されたネットフリックスを視聴するためのボタン=2017年1月(ロイター=共同)
米動画配信大手ネットフリックスによるワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)買収は、新興勢力が老舗スタジオを傘下に収める構図となり、ハリウッドの主役交代を鮮明にした。ただ、保守的なトランプ政権が「出るくいを打つ」ために介入に乗り出す懸念もある。
▽再編の時代
「当社はDVD郵送から出発し、配信とオリジナル制作へ発展してきた」。ネットフリックスのテッド・サランドス共同最高経営責任者(CEO)は5日の電話会見で強調した。
1997年に創業。2000年代後半に配信へかじを切り、「イカゲーム」などのヒット作で世界3億人超の会員基盤を築いた。プロスポーツの中継にも力を入れ、来年3月の野球のワール...
残り556文字(全文:856文字)












