衆院定数削減を巡る主な発言
 衆院定数削減を巡る主な発言

 与党が提出した衆院議員定数削減法案の審議入りのめどが立たない。野党は企業・団体献金規制強化法案の結論が出るまでは応じられないと反対姿勢を明確にし、平行線が続く。日本維新の会は連立政権合意を基に今国会での成立にこだわるが、高市早苗首相は国会答弁で踏み込まず、推進力に欠ける。会期末は17日。時間切れが迫る。

 ▽エネルギーなし

 「人口減少が進む日本で、国会議員だけが聖域であってはならない。連立政権の試金石だ」。維新の斎藤アレックス政調会長は8日の衆院本会議で、定数削減への覚悟をただしたのに対し、首相は「国会審議により結果が出ることを期待している」と淡泊に答えた。

 立憲民主党の安住淳幹事長は、衆院定...

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