
通信機能を搭載したカメラで撮影され、AIが検出したクマの画像
クマによる被害が相次ぐ中、人工知能(AI)を駆使した監視システムが注目を集めている。備え付けのカメラで、人里近くに現れた獣を撮影。大量の画像のうち、クマだけを自動で検出し、自治体職員らへ速やかにメールで通知して未然防止につなげる仕組みだ。群馬、富山、石川各県など全国で導入が相次いでいる。
北陸電力(富山市)と電気通信会社「ほくつう」(金沢市)などが共同開発したのは「害獣自動検出AI通報システム」。クマや獣の英語の頭文字を取り「Bアラート」と呼ばれる。ほくつうの担当者和田大介さん(31)は「人の目では分かりづらい暗がりでも検知できる」と胸を張る。
通信機能を搭載したカメラを、人が住む地域との境...
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