7月、大阪府豊能町で始まったダイオキシン廃棄物の最終処分場の建設工事
 7月、大阪府豊能町で始まったダイオキシン廃棄物の最終処分場の建設工事
 建設中の最終処分場に隣接する旧保育所に仮置きされているダイオキシン廃棄物が入ったフレコンバッグ=7月、大阪府豊能町
 大阪府豊能町、能勢町

 大阪府北部の豊能町で7月、ダイオキシン廃棄物の最終処分場の建設工事が始まった。豊能町と隣接する能勢町の焼却炉から出たもので、約30年間処分できずにいた。専門家は「異例の長期化」とし、背景には行政が住民との信頼関係の構築に失敗したことがあると指摘。有機フッ素化合物(PFAS)などが問題となる中、環境汚染について行政が説明責任を果たし、対話に努めるべきだと警鐘を鳴らす。

 廃棄物管理に詳しい福岡大の樋口壮太郎名誉教授によると、ダイオキシンが大きく国内で注目されたのは1990年代後半。国の調査で、各地のごみ焼却炉でダイオキシンが発生していたことが分かった。

 豊能、能勢両町でつくる豊能郡環境施設組合の...

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