「国産一点もの」のショールを手にする玉木新雌さん=11月、兵庫県西脇市
 「国産一点もの」のショールを手にする玉木新雌さん=11月、兵庫県西脇市
 飼育しているアルパカと写真に納まる玉木新雌さん=11月、兵庫県西脇市
 生地を確認する玉木新雌さん=11月、兵庫県西脇市
 「国産一点もの」のショールを手にする玉木新雌さん=11月、兵庫県西脇市
 兵庫県西脇市・播州織アパレルブランド「タマキニイメ」

 「国産一点もの」の服作りにこだわる兵庫県西脇市のアパレルブランド「タマキニイメ」が人気を集めている。地場産業の播州織で作るショールは多彩で風合いが良い。糸を染める工程から縫製、販売までを一貫して手がけており「世界に一つだけ」の作品を生み出す。大量生産・消費・廃棄ではなく、長く愛される服作りに共感した若者が移住。人口4万人に満たない地域は活気づく。

 店内には赤やオレンジ、青など色鮮やかで斬新なデザインの服が並び、圧倒される。敷地内ではアルパカやヒツジを飼育し、牧場のようだ。刈った毛は作品に利用することを考えている。週末は県内外から多くの買い物客が訪問。店舗に隣接する工房の見学者は年間1万人を超...

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