インタビューに答える元自民党幹事長の古賀誠氏
 インタビューに答える元自民党幹事長の古賀誠氏
 元自民党幹事長の古賀誠氏
 元自民党幹事長の古賀誠氏
 古賀誠元自民党幹事長
 古賀誠元自民党幹事長
 古賀誠元自民党幹事長

 過去を振り返り、戦争の記憶をつないでいく節目の年が終わる。次世代へのメッセージとして、歴史の捉え方や平和の在り方、保守化が進む政治の状況について、古賀誠・元自民党幹事長に見解を聞いた。

 ―戦後80年が終わる。多くの「語り部」が平和の大切さ、戦争の悲惨さを語った。これからの政治家に伝えたいことは。

 「なぜ、国土が焼け野原となり、多くの尊い命を奪ったあの戦争が起きたのか。なぜ、終結の決断が8月15日なのか。これを知り、語るためには戦前の国策の過ちを確認し、歴史認識を明確にする必要がある」

 ―今の政治家は高学歴で留学経験もあり、勉強熱心な人が多い。

 「心配なのは、物事は全て理屈で割り切れるとの考え...

残り1787文字(全文:2087文字)