
上智大の前嶋和弘教授
トランプ米大統領の一般教書演説は虚偽の主張を含め、自らの政策や政権運営のPRに終始した。国の現状を報告する年に1度の機会は、共和党支持者に見せるための政治ショーと化し、米国政治のこれ以上ない劣化を印象づけ、未曽有の分断を映し出した。
過去最長の2時間近い演説には、ミラノ・コルティナ冬季五輪でカナダを下し、46年ぶりの優勝を果たした男子アイスホッケーチームを招待。7月4日の米建国250周年をにらみ、民主党側も反対できない形で愛国心を喚起した。
その後、昨年9月に射殺された保守系活動家チャーリー・カーク氏のエリカ夫人や、不法移民に家族を殺された人々、退役軍人らを次々と紹介。今年11月の中間選挙を...
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