インタビューに答える石川さゆりさん
私１人では、ほんの小さな力しかない。でも能登と日本中の皆さんを歌でつなぎ、それを絶やさなければ、訪れるきっかけにもなる。歌を通じ「能登を忘れないで」と全国の人たちに伝えるのが私の役目。文化も食材も素晴らしい場所をなくさないために。
能登でディナーショーを開いた数日後に能登半島地震が起きた。石川県にはコンサートだけでなくて、プライベートでも何度も行ったことがあり、出会った人たちはどうしているのかと心配になった。
「能登半島」という曲は現地の皆さんに応援され、優しさを感じながら歌ってきた作品。地震が起きてから、自分の歌で恩返ししたいと考えるようになった。
みんなで大きな声を出し、心に閉じ込めた気...
残り425文字（全文：725文字）
