トランプ米大統領が南米ベネズエラへの大規模攻撃に踏み切り、反米の独裁者と見なすマドゥロ大統領を拘束した。ブッシュ元政権がサダム・フセイン独裁体制を打倒した2003年のイラク侵攻をほうふつさせる言語道断の無法行為だ。
「米国は西半球(北・中・南米)の軍事プレゼンスを再考しなければならない」。昨年末に発表された第2次トランプ政権初の国家安全保障戦略は必要に応じ「死を伴う武力行使」をいとわない方針を明記した。
ベネズエラ攻撃とマドゥロ体制の転覆は、この宣明の具現化だ。西半球を米国の勢力圏と位置付けるモンロー主義を拡大解釈し、かつての「裏庭」中南米で覇権を再構築するため、意に沿わない体制を力で打倒し...
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