国立国会図書館=東京都千代田区
 国立国会図書館=東京都千代田区
 デジタルアーカイブの可能性を語る慶応大の永崎研宣教授
 国立国会図書館デジタルコレクションの活用例を語る青山学院大の近藤泰弘名誉教授
 提供されている電子化資料の点数
 国会図書館デジタルコレクションのイメージ

 国立国会図書館(東京都千代田区)が蔵書のオンライン公開を始めてから25年余り。外国刊行物を除く所蔵資料の2割に当たる486万点が電子化され、デジタルコレクション(DC)に収録されている。OCR(光学式文字読み取り)の発達により、膨大な蔵書を全文検索し、知りたいことが、どの本の、どこに書かれているのか簡単に分かるようになった。さまざまな学術分野で研究の掘り下げに役立てられている。

 「近代以降の文献を調べるには最強のツール」。2032年完成予定の日本国語大辞典第3版(小学館)の編集委員を務める青山学院大の近藤泰弘名誉教授(日本語学)はDCをこう評す。

 用例調査で活用したケースに挙げたのは、食事前...

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