
択捉島・紗那で販売されている、日本人の元島民が使用していた茶わんや皿など=2025年7月(共同)
第2次大戦の終戦期まで日本が統治した樺太(現サハリン)を舞台に日本とロシアの少女が交流する姿を描いた絵本「カラフトのかけら」が昨年、ロシアで出版された。1945年8月のソ連軍の侵攻で樺太を追われた日本の市民に思いをはせた物語。第2次大戦での自国の勝利ばかりが強調されがちなロシアでは貴重な作品だ。
作者はイタリア北部ラベンナ在住で、ロシアのライフスタイル誌に記事を書くエレーナ・ゴロワノワさん(48)。2021年、ロシアに一時帰国した際に訪れた中部チュメニのカフェで「20世紀初頭の日本陶磁器」と書かれた美しい茶わんと偶然出合ったことが作品づくりの契機となった。
なぜ古い日本の茶わんがあるのか店員...
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