高木基金の会合で発言する鯉淵典之・群馬大特別教授(左)=2025年11月、東京都千代田区
 高木基金の会合で発言する鯉淵典之・群馬大特別教授(左)=2025年11月、東京都千代田区
 「健康影響評価書」作成過程で採用された文献数の推移

 発がん性などが指摘される有機フッ素化合物(PFAS)に関し、内閣府の食品安全委員会が作成した「健康影響評価書」の信頼性を疑問視する声が出ている。国内外の研究からPFASの摂取許容量を提示したが、参照文献の約7割が途中で変更されていた。当初の文献を選んだ外部の専門家は結論が変わった可能性を指摘する。これに対し食安委は「恣意的な取捨選択はない」と反論、正当性を主張している。

 2024年6月に公表された評価書は、人が1日に摂取しても健康に影響がないPFASを代表的なPFOSとPFOAで各「体重1キロ当たり20ナノグラム」と設定。欧州連合(EU)基準の60倍以上も高い。今年4月に施行される水道水の水...

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