児童養護施設「野の花の家」の創立記念式典であいさつする花崎みさを=2023年5月、千葉県木更津市
 児童養護施設「野の花の家」の創立記念式典であいさつする花崎みさを=2023年5月、千葉県木更津市
 児童養護施設「野の花の家」の創立記念イベントで出し物を披露する子ども=2023年5月、千葉県木更津市
 菅原文太さん=1979年撮影
 花崎みさをが1991年に開設した「FAHこすもす」の建物=2023年4月、千葉県内
 母子生活支援施設「FAHこすもす」で子どもと接する鳥海典子=2024年6月、千葉県内

 千葉県木更津市にある児童養護施設「野の花の家」が設立されたのは約40年前。きっかけは、理事長の花崎みさを(83)が、ベトナム戦争で難民となった少女を里子として受け入れたことだった。「他にも困っている子どもがいるのでは」。その後も次々と難民を受け入れてほしいという依頼が舞い込み、「アジアと日本の子が共に住める家」という夢は形になっていった。

 日本がバブル経済に突入すると、夜の世界で働かされたアジア人女性が子を産み困窮する問題も起きた。花崎は見て見ぬふりができず、母子のシェルターも開設。「国境を越えた家族をつくる」という思いは次の世代へ受け継がれている。(共同通信=西蔭義明、敬称略)

 ▽借金1億...

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