海沿いのテント近くで、浸水対策のため砂浜を掘る人=4日、ガザ南部ハンユニス(共同)
 海沿いのテント近くで、浸水対策のため砂浜を掘る人=4日、ガザ南部ハンユニス(共同)
 海沿いに並ぶテント=4日、ガザ南部ハンユニス(共同)
 雨でたまった水の中を歩く人=2025年12月13日、ガザ中部デールバラハ(共同)
 雨の中、松葉づえで歩く男性=2025年12月13日、ガザ中部デールバラハ(共同)
 テントの間の水たまりを歩く子ども=2025年12月13日、ガザ中部デールバラハ(共同)
 アハメドさんが自宅の外に運んだ不発弾=2025年12月6日、ガザ市(共同)

 本格的な冬を迎えたパレスチナ自治区ガザでは、冷たい雨風が避難民テントを襲い浸水被害が相次ぐほか、凍死者が出ている。昨年10月の停戦前に攻撃を受けた建物が雨で崩れ、住民が死傷する事態も起きた。再建は進まず不発弾の近くで暮らす男性は「他に選択肢はない」と肩をすくめた。停戦から3カ月となっても、なお死と隣り合わせの生活が続いている。

 「起きて、早く逃げて!」。2025年12月半ば、サルワさん(61)は暗闇の中、周囲の叫び声で目を覚ました。南部ハンユニスの海沿いに張ったビニールのテントは高波に襲われ、あちこちで水が入り込んでいた。「ああ神様」。サルワさんは祈りながら天井を内側から必死で押さえてしのい...

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