山上徹也被告=2023年1月10日
山上徹也被告=2023年1月10日
街頭演説に臨む安倍元首相と、背後に立つ山上徹也被告(右から2人目)=2022年7月、奈良市(大谷敏治さん提供)
奈良地裁の法廷=2025年10月28日(代表撮影)
最高裁「量刑の基本的な考え方について」
殺害された長崎市長(当時)の伊藤一長さん(左)と衆院議員(同)の石井紘基さん

 安倍晋三元首相=当時(67)=が銃撃され死亡した事件で、殺人罪などに問われた山上徹也被告(45)の裁判員裁判は、検察官が無期懲役を求刑したのに対し、弁護人は重くても懲役20年と主張して結審した。奈良地裁は1月21日に判決を言い渡す。有権者から無作為に選ばれた裁判員6人と裁判官3人はどのような検討を経て、山上被告の刑を決めるのだろうか。(共同通信編集委員=竹田昌弘)

 ▽起訴内容「事実です」、弁護人は手製銃の法律違反争う

 起訴状などによると、被告は2022年7月8日午前11時半ごろ、不特定多数の人が利用する奈良市内の路上で、安倍氏に対し、殺意をもって2回にわたり、至近距離から所携の手製銃でそれぞ...

残り5703文字(全文:6003文字)