
除本理史・大阪公立大教授
新潟県の花角英世知事が東京電力柏崎刈羽原発6、7号機の再稼働を容認し、6号機が再稼働した。福島第1原発事故を起こした東電の原発としては初めてだ。知事の同意に先立って県が昨年11月6日に公表した県民意識調査の結果は、再稼働への反対意見がかなり強いことを示していた。
「再稼働の条件は現状で整っている」と思わない人が6割を占め、「東京電力が柏崎刈羽原発を運転することは心配」という回答も7割に上る。原発事故後も、東電は柏崎刈羽原発でミスやトラブルを繰り返しており、県民の不信が極めて根強いことは明白だった。
このような結果にもかかわらず、知事が再稼働を容認したのは理解しがたい。県議会も県民の根強い不信...
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