クロスカントリースキーを履いた選手が雪面を蹴るたび、「パシュッ、パシュッ」と軽快な音が寒空に響く。1月中旬、十日町市の吉田クロスカントリー競技場。間近の県大会に向け、市立吉田中学校のスキー部員が練習に励んでいた。
この競技場は県内唯一の国際スキー・スノーボード連盟(FIS)公認コースで、吉田中は県道を挟んで目の前にある。3年の主将(15)は「すぐ隣に競技場があり、恵まれている」と目を輝かせる。高校でも全国大会を目指すといい、「競技も楽しいし、他校の友達ができるのが好き」と語る。
真冬のクロカンは過酷さも伴う。3年の生徒(15)は9年続けてきた競技から引退する。「つらいし、寒い。楽しい思い出もあるが、高校で勉強と両立するのは難しいかな」と漏らす。
雪がもたらす魅力も厳しさも詰まっているクロカン...
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