競技のハイライトは雪だるまの模型の頭に乗った紙コップを、除雪車で落とす「帽子落としの達人」。横幅3メートル以上のブレードで約10センチのコップを狙う巧みなテクニックに、会場から感嘆の声が上がった。

 雪国の暮らしを支える除雪オペレーターが技術を競う「ニイガタ除雪の達人選手権」が12日、県村上地域振興局(村上市)の駐車場で開かれた。時折降る秋雨の下、県北地域の道路除雪を担う20〜60代の10チーム20人が集結した。

 会場にはパイロンを並べ、雪道に見立てた狭いクランクやS字カーブのコースを設定。選手はスラローム走行や車庫入れに挑み、早さと正確性を競った。

 「帽子落とし」は...

残り1048文字(全文:1335文字)