「わぁ冷たい」「気持ちいい」。大阪・関西万博(大阪市)の会場の一角に今月、“雪の山”が登場した。南魚沼市が運び込んだ約1・5トンの天然の雪を使用。手で触れた来場者は歓声を上げ、ひとときの涼を味わった。

 雪の魅力を世界に発信しようと、豪雪地の南魚沼市が20〜23日、万博内のイベントで企画した。屋内施設「EXPOメッセWASSE」に魚沼杉で作った台座を用意。雪を1メートルほどの高さに積み上げた。直径は約1・5メートルで前面は雪室のように空洞を作り、南魚沼産コシヒカリや日本酒を展示した。

 屋外の暑さも後押しし、雪の周りには絶えず人だかりができた。家族と訪れた堺市の小学生(10)は「とても冷たかった...

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