
笛を鳴らして移民取り締まりの捜査官が近づいてきたことを知らせるリチャード・ミードさん=28日、米ミネアポリス(共同)
「ピーッ」。鋭い高音が氷点下20度近い冷気を切り裂く。米中西部ミネソタ州ミネアポリスでは、トランプ政権の強引な移民取り締まりに抵抗を呼びかける笛音が至る所で響いていた。抗議中の男女が相次いで捜査官に射殺される惨事が起きてもひるまない。多くの移民を受け入れてきた多様性こそが街の活力だと訴え、政権に方針転換を迫る。
▽見張り
「撃つな」。28日、リチャード・ミードさん(45)が着ていた黄色のベストの背中に大きな文字が書かれていた。移民・税関捜査局(ICE)などの拠点となっている建物の近くで出入りする捜査官らの動きを見張る。
笛は手放せない。街でICE捜査官を発見した時に鳴らし、近くにいる移民らに...
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