ウクライナ・キーウに設置された路上生活者向けのテント=1月(共同)
 ウクライナ・キーウに設置された路上生活者向けのテント=1月(共同)
 路上生活者向けのテントで、温かいお茶を提供される人たち(左)=1月、ウクライナ・キーウ(共同)
 ウクライナ・キーウ、ロシア、ベラルーシ
 路上生活者向けのテントで、取材に応じるナタリア・ムフネンコさん(左)とイワン・ドゥハンさん=1月、ウクライナ・キーウ(共同)
 支援団体に保護されてアパートで暮らすバシル・サブチンさん=1月、ウクライナ・キーウ(共同)
 路上生活者向けのテント内でたたずむ人たち=1月、ウクライナ・キーウ(共同)

 「ここにベッドはない。夜はただ座ってじっとしているだけ」。路上生活者の命を支えるテントの運営スタッフの女性が語った。厳冬の中、ロシア軍によるエネルギー施設への集中攻撃で停電や暖房停止が続くウクライナの首都キーウ。2022年の侵攻開始以降、市民生活の苦境は「最も深刻」(クリチコ市長)だ。中でも脆弱な路上生活者の支援現場を訪ねた。

 1月中旬、氷点下13度のキーウ。肌を刺すような冷気が体を包む。東部ダルニツァ駅前の広場にあるテントに夕方、次々に人が入っていく。テントは地元当局が路上生活者向けに昨年12月に設置。お茶やサンドイッチ、スープを提供し、まきストーブや医薬品も備える。しかし床材は隙間だらけ...

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