
民主化運動「アラブの春」の大規模デモでエジプトのムバラク独裁政権が崩壊に追い込まれて11日で15年。中東情勢の混迷の中、エジプトは軍出身のシシ大統領に権力が集中し、一定の治安と安定を確保している。国民に経済的恩恵が行き渡っていないとの一部の不満もあるが、シシ氏に対する「反対勢力」は見当たらない状態だ。
「エジプトは騒乱に対する難攻不落の要塞であり、安全と安定の地であり続ける」。シシ氏は1月、治安維持の成果を強調した。エジプトでは2011年の独裁崩壊後、選挙でイスラム組織「ムスリム同胞団」出身の大統領が誕生したが、シシ氏主導による軍のクーデターを経て、2014年にシシ氏が大統領に就任、長期政権...
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