上場する地方銀行・グループ73社の2025年4~12月期決算は約9割の64社が増益となった。金利上昇で「攻めの再編」への機運が高まっている。台風の目の存在として意識されているのが地銀特化型ファンドの、ありあけキャピタルグループだ。再編を先導してきたSBIホールディングスは路線対立で初めて陣営を離脱する地銀が現れ、正念場を迎えている。

 ▽20兆円

 「20兆円の総資産が必要だ」。経営体力が乏しい地銀は地元のニーズに応えられないとして、ありあけの田中克典代表は規模拡大を唱える。仕掛け人としてその名が知れ渡ったのが25年の再編劇だ。投資先だった千葉興業銀行の株式を千葉銀行に売却し、経営統合に向けた流...

残り643文字(全文:943文字)