
コメディアン時代のゼレンスキー氏=2019年4月、キーウ(タス=共同)
ロシアのウクライナ侵攻開始から4年を迎える。ゼレンスキー大統領は、国営企業を舞台とする巨額汚職事件を受け、外交・内政の両面で絶大な権力を振るってきた最側近を解任し、人事の刷新に踏み切った。試練が続く戦時政権の内情と行方を複数の政府高官らの証言から探った。
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侵攻開始から2年余りが経過した2024年3月末、ゼレンスキーの最古参の側近だった大統領第1補佐官のセルヒー・シェフィルが突如として解任された。かつては大統領の右腕と称された人物。ほかにも数人の側近が更迭の憂き目に遭った。
解任理由は説明されなかったが、政府高官の間では共通認識があった。「全ては大統領府の支配者が決めた。彼に従...
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