
給与明細を見るビル清掃のパートで働く女性=1月、東京都千代田区(明細書にぼかし処理をしています)
賃金の伸びが物価高に追い付かず、生活の向上につながらない。厚生労働省が9日発表した2025年平均の毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、物価変動を考慮した実質賃金は前年比1・3%減で4年連続のマイナスだった。今春闘でも高い賃上げを期待される中、中小企業には息切れムードも漂う。賃上げの原資確保に向け、コスト上昇分を適正に価格転嫁できるかどうかが実質賃金のプラス転換の鍵となりそうだ。
▽打撃
「スーパーに行くたびに落胆する」。首都圏に住む40代女性は話す。夫と2人で暮らし、週3日、ビルの清掃のパートをしている。時給はこの1年で約70円上がったものの最低賃金を少し上回る程度。夫の収入を...
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