抗体薬投与後の片頭痛発作の日数の変化
 抗体薬投与後の片頭痛発作の日数の変化

 片頭痛の予防薬として使えるようになった「抗体薬」といわれる種類の新薬が、継続投与した患者の半数で発作を半減させる効果を示したとの研究結果を慶応大が国際医学誌に発表した。

 この薬は、脳の周囲の血管などにあり、血管の拡張や炎症反応を引き起こす原因物質のCGRPやその受容体に作用して片頭痛の発症を抑える「CGRP関連抗体薬」。日本ではおおむね1カ月に1回、あるいは3カ月に1回、皮下注射で投与する複数の薬が導入されている。慶大の医学部と薬学部は共同でこの新薬の有効性や患者の満足度を調べた。

 慶大病院で2021年8月から23年2月までにこの薬による治療を受けた片頭痛の患者150人の診療データを解析し、...

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