
食物アレルギー予防の研究をまとめた名古屋市立大の大矢幸弘特任教授
近年、乳幼児の食物アレルギーは増加傾向にあり、世界的な健康課題となっている。食物アレルギーの発症は、原因食材の皮膚からの感作と口からの摂取の二つの経路のバランスによって決まるという「二重抗原暴露仮説」が提唱されてきた。国際的な専門家チームは昨年11月、各国の研究を検証し、科学的に裏付けられた理論として確立したと専門誌に発表した。
▽間違った対策
「二重抗原暴露理論を知らない人が多く、間違った対策でいまだに多くの乳幼児が食物アレルギーを発症している」。日本側代表として研究をまとめた名古屋市立大の大矢幸弘特任教授(小児科)はこう警鐘を鳴らす。
大矢さんら日米英、オーストラリアの専門家は世界の主な...
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