19日、韓国のソウル中央地裁の付近で、尹錫悦前大統領に厳罰を求める集会に集まった人々(共同)
 19日、韓国のソウル中央地裁の付近で、尹錫悦前大統領に厳罰を求める集会に集まった人々(共同)
 19日、韓国のソウル中央地裁の付近で、尹錫悦前大統領の無罪を訴える支持派の人々(共同)
 19日、韓国のソウル中央地裁の付近で、尹錫悦前大統領の無罪を訴える支持派の人々(共同)
 内乱罪に問われた韓国大統領経験者の判決

 2024年12月の「非常戒厳」宣言で死刑を求刑された韓国前大統領、尹錫悦被告に無期懲役が言い渡された。韓国では歴代大統領が政治的報復の対象になってきたが、戒厳令は民主主義を損なう「暴挙」だったとの認識が国民の間に浸透し、司法がそれをくみ取った形だ。ただ韓国社会を分断した爪痕は深い。死刑回避の判断には賛否もあり、火種はくすぶったままだ。

 ▽暴動

 30年前、内乱罪に問われた全斗煥元大統領に死刑が宣告されたのと同じソウル中央地裁417号法廷。池貴然裁判長が「軍を送り暴動を起こした」として、尹被告の内乱首謀罪を認定した。

 「韓国社会が政治的に分裂し、極限の対立状態に陥った」。池裁判長は判決文で尹被告...

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