最終日の2月25日、閉会式においていよいよコンペティション各賞が発表される。今回は新人賞に当たる「ゼングレヒトシュターター賞」を創設。長編部門と中編のIndie Box(インディー・ボックス)両部門を通じた新たな才能をたたえる。そして各部門の審査員賞、Indie Box部門のグランプリに当たる「スワン賞」、長編部門のグランプリは果たしてどの作品に? 

(市民プラザはNEXT21新潟市民プラザ、開志大は開志専門職大学)

 【10:00】(大川賞)「ひゃくえむ。」上映+トーク(市民プラザ)

日本/2025年/106分/監督:岩井澤健治

「ひゃくえむ。」©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会

 生まれつき足が速い“才能型”トガシ。つらい現実から逃れるために走る“努力型”小宮。やがてライバルとも親友ともいえる関係になった2人だが…。陸上100m、一瞬の煌(きら)めきにすべてを懸けた、情熱と狂気の物語!

 上映終了後、岩井澤監督によるトークあり。 

 【12:30】田中栄子講演会(市民プラザ)

 「田中栄子氏×開志大コラボセミナー&上映&アフタートーク」と題して、スタジオ4℃代表の田中栄子さんを招き、プロデュース作品「マインド・ゲーム」上映とアフタートークおよび講演会を実施する。

 【13:30】岩井澤健治氏による大川賞記念講演(開志大)

 大川博賞を受賞した岩井澤健治監督の講演。

【14:00】「マインド・ゲーム」上映+トーク(市民プラザ)

日本/2004年/103分/監督:湯浅政明

 幼なじみの初恋相手みょんちゃんに再会した西だったが、借金の取り立てにきたヤクザにあっけなく殺されてしまう。未練たっぷりの西は神様に逆らって再び現世に舞い戻るが、今度は巨大クジラに飲みこまれてしまい…。天才アニメーター湯浅政明さんの長編初監督作品となる劇場アニメーション映画。

 上映後、田中プロデューサーのトークあり。

 【17:00】閉会式・授賞式(市民プラザ)

 閉会式ではまず「大川博賞」の授賞式が行われる。同賞は新潟市西蒲区出身の東映動画初代社長・大川博を冠し、優れたアニメーションスタジオをたたえるもの。今回は「ひゃくえむ。」を監督した岩井澤健治さん率いる制作スタジオ「ロックンロール・マウンテン」に贈られる。

 〈授賞理由(要旨)〉岩井澤健治監督の個人スタジオとして設立された「ロックンロール・マウンテン」は、「ひゃくえむ。」の制作において、従来の個人制作が持つ作家性やユニークな創造性を最大限に維持しつつ、「メジャー」作品としても通用するパフォーマンスを発揮する、新たな長編アニメーションの在り方を提示した。キャラクターデザイン・総作画監督の小嶋慶祐氏ら高い技術と知見を持つクリエーターの協力を得て、商業的な安定性と、個人的な創造性を両立させる、新しい制作パイプラインを共に構築した。また岩井澤氏は、鈴木竜也監督「無名の人生」でプロデュースを担当。才能あるクリエーターの能力を引き出すプロデュースワークも高く評価する。

 【18:00】グランプリ作品上映(市民プラザ)