
地銀の不動産業向け融資のメリットとデメリット
金融庁が地銀の不動産業向け融資の増加に警告を発した。マンション価格が高騰する中、中長期では金利上昇により不動産需要が下がる可能性もあり、早期対応を促した形だ。背景にはバブル経済崩壊時の苦い経験がある。ただ地銀側は依然として融資に意欲を示し、危機感にはずれがある。
▽悪夢
「不動産融資で稼ぐことは悪いことではない」。東北地方の地銀関係者は警告に不満をにじませる。不動産での収益を地元企業への融資に回せば、地域経済への貢献につながるとの思いだ。
一方、金融庁は足元の収益だけでなく、先行きのリスクも見据えた経営を求める。念頭にあるのはバブル崩壊の悪夢だ。
1980年代後半、日銀の政策金利引き下げなど...
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