ケースに入れた非常用浄水器を持つエィアンドエィティーの黒石敏夫さん=横浜市のパシフィコ横浜
 ケースに入れた非常用浄水器を持つエィアンドエィティーの黒石敏夫さん=横浜市のパシフィコ横浜
 能登半島地震の被災地で使われた明和工業の仮設配管=石川県珠洲市
 災害関連用品の展示会で自社ブースに立つ日さくの菊池賢一さん(中央)=横浜市のパシフィコ横浜
 日さくがベナンで掘削した井戸に集まる人たち

 過去の大地震では水道管の損傷による断水が長引き、住民は苦しい生活を強いられた。生命維持に欠かせない水を確保するため、非常用浄水器や仮設配管の開発、井戸の掘削が進んでいる。取り扱っている企業の取引先の中心は災害に備える自治体だが、最近は民間からの受注が増えている。(共同通信=浜谷栄彦記者)

 ▽河川水をろ過

 「2024年の能登半島地震では道路の寸断で避難所にたどり着けず、飲み水の確保に苦労する人が多くいました」。非常用浄水器の開発・製造・販売を手がけるエィアンドエィティー(群馬県桐生市)で営業を担当する黒石敏夫さんが言う。

 主力商品「レスキューアクア911」は、河川などの淡水を手動でろ過し、約3...

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