NPT再検討会議での各国主張
 NPT再検討会議での各国主張

 核拡散防止条約(NPT)再検討会議は29日、主要国が一般討論演説を終えた。米イスラエルのイラン攻撃や中国の核戦力増強、ロシアのウクライナ侵攻を巡り各国の対立が先鋭化。同日の一般討論終盤には各国による反論権行使が18回続き、非難合戦が展開された。今後は委員会レベルで討議が進むが、過去2回の会議に続く「3回連続の決裂」回避に向け、成果文書採択を目指す交渉には暗雲が色濃く漂う。

 ▽舌戦

 「中国が軍拡競争を引き起こそうとしている」。米国のヨー国務次官補は29日の演説で、中国が不透明な形で核戦力を拡大させていると批判。ひそかに核実験を実施したとも主張し、中国を巻き込んだ新たな軍備管理の枠組みを提案した。

 米...

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