福島第1原発事故以降の東京電力ホールディングス(HD)の歴代会長
 福島第1原発事故以降の東京電力ホールディングス(HD)の歴代会長

 東京電力ホールディングスは30日、5年ぶりの会長交代を発表した。福島第1原発事故後に実質国有化された東電の「お目付け役」を担う重責から今回も人選は難航。廃炉と賠償の費用が圧迫する経営の抜本的な転換に向け他社との協業を探る中、産業、金融界とのパイプや事業再生の知見を持つ新会長の手腕が問われる。

 ▽一家言

 「企業経営と公職の両方を経験しており心強い。われわれの現場の難しさを理解してもらった上で、一緒に新しい東電を模索していきたい」。東電の小早川智明社長(62)は30日の記者会見で、会長に招く官民ファンド、産業革新投資機構(JIC)の横尾敬介社長(74)とのタッグについてこう語った。

 東電が三菱ケミカル...

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